米国の首都ワシントンにあるアメリカン大学行動神経科学センターの
テリー・ダビッドソン所長は
「我々は、腹がすいてもいないのに、有害な食品を『食べさせられている』」
と主張している。
複数のマスメディアがnpr.org(ナショナル・パブリック・ラジオ)を引用して伝えた。
抗酸化剤はなぜそれほど危険なのか
ダビッドソン所長と彼の研究グループは、マウスを使った動物実験を行い
マウスの脳を調べた。それによると、ファーストフードを食べたマウスは
一定の時間が経過すると、奇妙な行動をとり始めることが分かった。
マウスの記憶をつかさどる海馬の部分に特徴的な病変が生じ、マウスは
空腹でない時でさえも、ファーストフードを食べるようになった。
学者らは、マウスには単に「腹がいっぱいになった」という感覚がなくなった
のだと考えている。
彼らの意見によれば、もし人間が、こうした有害な食品を長く、食べ続けた場合
脳の中の飽食感をつかさどる部分がブロックされてしまい、さらにそうした
食品をつい食べてしまうようになる、とのことだ。
また、そうした人々の記憶は、有害食品を食べない人に比べ何倍も悪く
脳の老化もはるかに速くなるという。
先に伝えられたところによると、ファストフードで使われる
油をはじく包装紙や容器には、食べ物に染み込むおそれがある化学物質が
使われているケースが半数ほど。
0コメント