1000万円以上貯蓄者は、0円の人に比べコレが2倍!

1000万円以上貯蓄者は、0円の人に比べコレが2倍!

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」(2014年)の「生活設計策定の有無」から読み解きます。ぜひ、ご自分の場合と比べながら

ご覧ください。

※当記事の「貯蓄」とは、「金融資産」全体のことをさします。預貯金だけでなく、株や投資信託などの流動性の高い金融資産も含みます。また一部、ガイドがデータを再集計して算出しています。

「生活設計を立てている」割合に大きな差が!

「あなたは、生活設計を立てていますか」と聞かれたら、以下Aタイプ、Bタイプ、Cタイプのどの回答になるでしょうか。

「生活設計を立てている」…Aタイプ

「現在生活設計を立てていないが、今後は立てるつもりである」…Bタイプ

「現在生活設計を立てていないし、今後も立てるつもりはない」…Cタイプ

では、貯蓄0円の人、貯蓄1000万円以上の人、中間くらいの貯蓄400~500万円の人の回答の割合を見てみましょう。

●貯蓄0円…Aタイプ22.5% Bタイプ44.7% Cタイプ30.8% 

●貯蓄400~500万円未満…Aタイプ38.5% Bタイプ46.7% Cタイプ13.9%

●貯蓄1000万円以上…Aタイプ50.4% Bタイプ28.7% Cタイプ20.8%

貯蓄0円の人のうち、Cタイプ「生活設計を立てていない」と答えた人は3人に1人と、高い割合になっています。一方、「生活設計を立てている」というAタイプは、2割ほど。貯蓄400~500万円未満の人になると、Aタイプが4割近くに増えます。

では、貯蓄1000万円以上の人はどうでしょうか。

Aタイプが半分以上と、いっきに増えます。貯蓄0円の人(22.5%)に比べると、その割合は2倍! 「生活設計を立てている」ということと、貯蓄額との関係性が高いことがよくわかりますね。

「今後は生活設計を立てるつもり」というBタイプにも注目!

次に、「現在生活設計を立てていないが、今後は立てるつもりである」というBタイプの割合を見てみましょう。

「貯蓄0円の人」と「貯蓄400~500万円未満の人」では、Bタイプが半分もいますが、「貯蓄1000万円以上の人」では、Bタイプは約3割と少なくなっています。

実は、「現在生活設計を立てていないが、今後は立てるつもりである」というBタイプの人は要注意! 「~するつもり」と思っていても、ずるずる先のばしになって、結局着手でないままという経験はないでしょうか。「明日からダイエットをする“つもり”」と言っていたのに、翌日も同じことを言っているパターンに似ていますよね。ぜひ、Bパターンの人は、少しでも早く生活設計を立て始め、Aタイプになることをオススメします。

貯蓄が1000万円以上あっても、生活設計を立てることは大切

貯蓄1000万円以上の人は、他の貯蓄額の人に比べると、AタイプかCタイプの割合が多めです。「貯蓄1000万円以上の人」でCタイプの人は「貯蓄が多く余裕があるので、生活設計については必要がない」と考えているのかもしれません。今はいいとしても、10年後、20年後になると状況が変わるかもしれないので、貯蓄に余裕があるという人も、ぜひ一度生活設計を立ててみてはいかがでしょうか。

以上、「生活設計」についての考え方を、貯蓄1000万円以上の人、貯蓄400~500万円の人、貯蓄0円の人で比較してみました。Bタイプ、Cタイプの人は、「生活設計を立ててみる」ことに、少し関心がわいたかもしれません。以前の記事『貯蓄アップのコツは「生活設計」にあった!』でも紹介しましたが、生活設計ざっくり立てるために、1)人生における「お金の使い時」を考え、2)「貯め時」にガッチリ貯めて「お金の使い時」に備える、という2つのステップに取り組んでみてください。

ご家族で「生活設計」についてぜひ話しあってみてくださいね。

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帝国軍人の憲法「軍人勅諭・五箇条」   誇り高き 帝国軍人 一、軍人は忠節を尽くすことを義務としなければならない。   (人は忠節を尽くすことを義務としなければならない) 一、軍人は礼儀を正しくしなければならない。  (人は礼儀を正しくしなければならない) 一、軍人は武勇を重んじなければならない。   (人は徳を重んじなければならない) 一、軍人は信義を重んじなければなら